音読で英語の発音を良くする方法
良い音声で短い段落を聞き、同じ段落を自分で音読して、どの単語とどの音がうまくいかなかったかを確かめます。フィードバックつきの1日10分は、何時間もの黙読や単語だけの発音練習より、発音に効きます。
黙読では発音は直らない
英語がよく読めるのに、話すと聞き返される。珍しいことではありません。黙読は語彙と文法を育てますが、頭の中の声は、最初に推測したとおりにしか単語を発音しません。そして英語の綴りは推測を裏切ります。though、through、tough、thought は見た目が似ていて、母音はすべて違います。カタカナで覚えた読み方が残っていれば、なおさらです。
発音は身体の技能です。口が動きを作り、耳がその結果を聞く必要があります。音読は、単語リストではなく、自然なリズムと音のつながりを持った本物の文で、その両方を練習できるいちばん手軽な方法です。
まず聞いて、それから同じ段落を読む
お手本から始めます。段落を再生し、ハイライトされていく単語を目で追うと、書かれた単語と音が結びつきます。Booklernでは、どの本のどの区切りにもスピーカーボタンがあり、単語をクリックすればそこから聞けます。シャドーイングの前段階としても使えます。
次に、同じ段落を自分で読みます。短くて構いません。1段落、50語から150語ほどです。短い段落を3回読むほうが、1章を1回読むより身につきます。どの本でも構いませんが、会話と平易な語りがいちばん読みやすいでしょう。不思議の国のアリスや、短い本から選んでみてください。
自分では出せないフィードバックを得る
独学の音読でいちばん難しいのは、自分の間違いが自分には聞こえないことです。聞こえるなら、そもそも間違えません。採点ツールが役に立つのはここです。Booklernでは段落の横のマイクを押して読むと、話しているそばから単語が緑、黄、赤に色づきます。
読み終えて単語をクリックすると、音節と音に分けて表示され、弱かった箇所と、「/r/ が /l/ のように聞こえました」のような一行が出ます。その単語の自分の録音を再生して、正しい発音と聞き比べることもできます。読み終えるたびに、0から100のスコアが3つ出ます。内容(書かれている単語を言えたか)、発音、流暢さです。フレーズの途中で止まった箇所にも印が付きます。リズムも通じやすさの一部だからです。詳しくは使い方をご覧ください。
日本語話者がつまずきやすい音
何度か読むと、傾向が見えてきます。問題は50個あるわけではなく、どの段落にも出てくる3つか4つの音です。日本語話者の場合、多いのは r と l(right と light)、子音のあとに入ってしまう母音(street が「ストリート」になる)、2つの th、b と v(berry と very)、そして cat と cut の母音の区別です。
Booklernの「練習」ページは、こうした音を「練習したい音」として弱い順に並べ、うまく発音できなかった単語と一緒に表示します。1週間に1つの音に取り組みましょう。赤い単語の中からその音を探し、辞書の発音を聞き、単語をゆっくり言ってから、文全体をもう一度読みます。うまく読めた単語はリストから消えます。
10分のルーティン
1、いま読んでいる本を開き、次の段落を選ぶ。2、一度聞く。3、自分の音読を録音する。4、赤と黄の単語をクリックして、聞いて、繰り返す。5、同じ段落をもう一度録音して、スコアの変化を見る。これで1回分です。
日曜に1時間やるより、毎日少しずつ。「練習」ページの日ごとのグラフが推移を見せてくれます。大事なのはその推移です。70だったスコアが1か月で80になれば、あなたの英語の聞こえ方は実際に変わっています。録音には無料アカウントが必要です。音声そのものは保存されず、保存されるのはスコアだけです。